占い・鑑定は、紹介しやすい一方で、表現の踏み外しが起きやすいジャンルです。「当たる」ことを伝えたい気持ちが強いほど、使ってはいけない言い回しに近づいていきます。
占いの紹介で表現が問題になりやすい理由
占いは、結果が当たったかどうかを客観的に確かめることができません。そのため、効果を保証する言い回しは、ほぼ例外なく根拠を示せない表示になります。
もう一つの理由は、占いを探している人の多くが、恋愛・仕事・家族のことで悩んでいる最中だということです。弱っている人に向けた表現は、同じ言葉でも強く作用します。広告の審査や決済会社が占いの表現に厳しいのはこのためです。
避けるべき表現の型
| 型 | 例 |
|---|---|
| 効果の保証 | 「必ず当たる」「開運が確定」「復縁できます」 |
| 不安をあおる | 「このままだと不幸が続く」「今すぐ相談しないと手遅れに」 |
| 特別な力の断定 | 「本物の霊能力で未来が見える」「悪い運気を取り除ける」 |
| 体験談の捏造 | 自分が使っていないのに「私はこの先生のおかげで結婚できた」 |
| 公式・有名人の騙り | 公式サイトのように見せる、テレビ出演などの経歴を確認せずに書く |
| 期限・特典の誇張 | 実在しない「今日だけ」「先着〇名」 |
不安をあおって契約させる手法については、消費者契約法にも、霊感などの特別な能力による知見として不安をあおって結ばせた契約を取り消せる規定があります。紹介記事がそうした勧誘の入り口にならないよう、「相談しないと悪いことが起きる」という流れの文章は書かないでください。
言い換えの考え方:「効果」ではなく「事実」を書く
保証できない効果の代わりに、確かめられる事実を書くのが基本です。
| 避ける | こう書く |
|---|---|
| 必ず当たる先生がいる | 在籍している占い師の得意分野と、使っている占術(タロット・四柱推命など) |
| すぐに悩みが解決する | 相談できる方法(電話・チャット・メール)と、待ち時間の目安 |
| 今だけお得 | 初回特典があるなら、その内容と適用条件をそのまま |
| 誰でも満足できる | 料金の仕組み(1分あたりの料金か、1回ごとか)と、使いすぎを防ぐ方法 |
特に料金の仕組みは、読者にとって最も役に立つ情報の一つです。分単位の課金は、話し込むうちに想定より高額になりやすい点まで書いておくと、記事の信頼性が上がります。
自分の体験を書くときの注意
実際に使ってみた体験を書くのは、むしろおすすめです。ただし次の点に気をつけてください。
- 自分が実際に使った範囲のことだけを書く
- 「当たった」と書く場合も、それが自分の感想であることが分かる書き方にする
- 自分の結果を一般化して、誰にでも同じことが起きるように読める書き方にしない
「広告」表記を忘れない
アフィリエイトリンクを含む記事や投稿には、冒頭かリンクの近くに「広告」「PR」などの表記が必要です。2023年10月から、景品表示法のステルスマーケティング規制の対象になっています。
書く前のチェックリスト
- 「必ず」「確定」「絶対」など、結果を保証する言葉を使っていないか
- 読者の不安をあおって相談へ誘導する流れになっていないか
- 体験談は、自分が実際に使った範囲のことだけか
- 特典・期限は、公式に書かれている内容そのままか
- 冒頭かリンク近くに「広告」「PR」の表記があるか